成就させることだけが恋ではないはずです。
こんにちは。スイミーです。
読者の方からこのような相談をいただきました。
はじめまして、ゆいと申します。
私は二浪して第一志望ではない大学に入りました。最初のうちは周りに馴染めず、友達を作ろうともしませんでした。
しかしある人との出会いで大学生活は180度変わりました。それは先生です。笑顔の素敵な方です。
先生のことは実習や授業の終わりに話したりするうちに気になる存在になっていました。あまり話したことはなかったけど、校内で会うと目が合ったり話しかけてくれたりとても幸せでした。
でも先生は一年の留学後、結婚されていました。
なんとなく予感はしていたので好きにならないように隠していましたが、その事実を知った時は涙が止まりませんでした。知らないうちに期待してしまっていたんだと思います。もちろん学校の友達にも言えません。
だけど先生のおかげであんなに行きたくなかった大学に行くのが楽しくなって、わくわくしている自分がいたのも事実だなと感じます。
多分気持ちは消せないけど、もっと話したいと思う自分もいます。でもどうしたいのかどうすればいいか分かりません。
長文読んで頂きありがとうございました。
はじめまして。ゆいさん。
ご相談をどうもありがとう。
素敵な恋愛ですね。先生のおかげで大学生活が楽しくなったなんて。
倫理や道徳の面からお話すると「既婚者との恋愛はNG」ということになるのでしょう。それはゆいさんもご承知のことかと思います。
でもね、わたしは一概にそういうものでもないんじゃないかと考えています。
もちろんお相手の家庭を壊し、誰かを苦しめてしまう恋は良いものではありません。とても苦しい恋愛になりますし、不道徳な行為は誰の幸せにもなりませんから。
けれどその人が存在しているという事実だけで、生きる力になる場合だってあるでしょう。
たとえばテレビの中のアイドルや二次元のヒーローは手の届かない存在です。人はそれらを知りながら彼らを愛しますし、彼らはたくさんの人たちに希望を与えてくれます。
彼らはそこにいてくれるだけでいいのです。元気な様子や笑顔が見られるだけで、受け手は否応なく幸せになれるのですから。
ゆいさんの恋心もそのようなものに昇華できると良いんじゃないかなあと感じました。
恋の成就はさておき、会えば力をもらえる。話せば元気をもらえる。世界が明るくなる。そういう側面を大事にして、ひっそりと想うことくらいは自分に許してあげても良いのではないのでしょうか。
成就させることだけが恋ではないはずです。
これからも楽しい大学生活が送れますように。
◯
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